2009年12月17日木曜日

冬到来!!

昨日今日と本格的な冬が来たようです。
本土で雪が降っているなら、沖縄がこんなに寒くても納得です。
よく考えてみると、今年も残すところあと2週間の年末・・・。
今日までそんなに寒くなかったことがオカシイです。
これが温暖化でしょうか・・・。

さて第4回紅型市場展、無事に会期を終えることができました。
今回は首里花織りの先生方にも、数少ない理由ありの作品をご提供
いただき大変好評でした。
例年と違い、花織りの説明をするため先生方にお話を伺い、
とても勉強になりました。
普段、身近にありながらも勉強不足でした。
それでも「良い買い物をしました」と皆様に言っていただき
嬉しいかぎりです。
住宅街の分かりにくい場所にあるにもかかわらず、
びんくらふとギャラリーへ足を運んでくださいました皆様、
大変ありがとうございました。

話は変わり・・・
「浦添型(蒟蒻型)を復元するための綿花を育てる会」
実に穴をあける虫たちと戦いながら、
いくつか綿がとれています。
すごくきれいな白色で、見ているとうっとりしちゃいます。



きれいでしょ~。
これも、斉藤αさんの努力の賜物です。
本当にありがとうございます。
ちなみに斉藤αさん、今年は那覇マラソンへ初参加で
完走というすばらしい精神力と体力の持ち主です。
おめでとうございま~す!
これからも花子ちゃん共々宜しくお願いします。

2009年11月17日火曜日

実がはじけたのですが・・・。

ようやく沖縄も冬を感じられるようになってきました。
と、言っても昼間は半袖ですが・・・。
日が暮れるのも早くなりました。

さてさて、浦添型復元のための綿花を育てる会ですが、
害虫にやられてかないり苦戦していますが、
そんな中、12日に棉の実がはじけました!
今までもいくつかははじけていたのですが、虫にやられていて使い
物にならないものばかりでした。
この写真の実でも3つの繊維の固まりの内1つ(写真左
奥)は茶色くなってしまっています。



つぼみや実を食べる芋虫、いまだについています・・・。
齋藤αさんが新聞紙で袋を作ったりしていますが
作るのは結構面倒だし、雨や風で取れてしまったりとどうしたものでしょうか。
また、がくを取り除いたりといろいろと尽くしてくれています。



伊差川先生もいろいろなところへ相談しています。
粟国の塩を作っている、(株)沖縄海塩研究所からは
「にがり」を薄めて噴射することにより虫を近づけにくくする効果や
土作りのときに「にがり」を混ぜると植物が丈夫に育つことを
教えていただきました。
そして、なんと!「にがり」を使ってみてください。と
わざわざ送ってくださいました!!
有難い!

早速、齋藤αさんへお願いして「にがり」噴射して様子をみています。
(株)沖縄海塩研究所の方々、ありがとうございます。

浦添型(蒟蒻型)復元まで道のりは長そうです。

2009年10月28日水曜日

害虫に苦戦・・・

「浦添型」復元のための綿花を育てる会が
この沖縄の地に綿の種を植えて3ヶ月が過ぎました。
管理担当の齋藤αさんが大切に大切に育ててくださり、
いくつかの台風をしのぎ、ここまでどうにか順調にきました。
が、ここに来て害虫発生です。


ハマキムシ(ワタノメイガ)の幼虫です。
綿やオクラ、フヨウ、アオイ等の葉を食べてしまう害虫です。
農薬を使ってしまえば済むかもしれませんが、
農薬は一切使用しないため、
ひとつひとつ手でつぶしていくしかありません。
気の遠くなるような作業です。


これは、我の幼虫だそうですが、つぼみや実に穴を
あけてしまうとても厄介な害虫です。
種類を特定するため、調べてもらっています。

自然栽培は容易いことではないです。
農薬のなかった時代、先人たちはこんなにも苦労しながら、
農作物を育てていたんだと思うと、
頭が下がる思いです。

しばらくは、害虫との戦いになりそうですが、
これを乗り越えたいところです。

2009年10月9日金曜日

花が咲きました~♪

ここ数日、曇りや雨のお天気が続いています。
貯水率50%の沖縄にとっては恵みの雨ですが、
もう少しまとまって降ってくれないと
なかなか解消できそうにありません。
離島では隔日断水も行われているということで、
深刻な水事情は他人事ではありません。
限りある資源は大切に使いましょう。

さてさて、
10月4日。ついに木綿の花が咲きました!
木綿の花って見たことありますか?
私は初めてです!なかなか見る機会はないですよね~。
ではでは、花子ちゃんの(伊差川先生命名)お披露目です(笑)



どうですか?きれいでしょ。

この間の台風18号でたくさんの株が倒れてしまったのですが、
折れているものがない事が幸いでした。
齋藤αさんが支柱を補強してくれました。
本当に頼りになります(感謝です)

木綿の初収穫はそう遠くなさそうです。
この調子ですくすく育ってくれるといいな・・・。

2009年9月26日土曜日

木綿につぼみ発見!!!

9月も残すところあとわずかになりました。
10月に入ればきっと本格的な秋到来ですね。

去る8月に「浦添型」復元のための綿花を育てる会で
綿の種を植えて約1ヶ月、な・な・なんとつぼみ発見です。
「1ヶ月でつぼみまでできちゃうの~?!信じられな~い」
と、先生も大喜びです。
綿の管理をしてくれている、齋藤αさんが送ってくれる写真を
みながら勝手に「花子」と名づけてしまった先生は、
「花子は早熟なのね。」なんて言ってます(笑)
つぼみができたということは、開花もそう遠くない話ですね!
本当に楽しみです。

2009年9月17日木曜日

「綿花を育てる会」の名称が変りました

朝夕の涼しさに秋を感じます。
夏は暑さとの戦いだった工房も、いつの間にか
涼しい風が吹き抜け過ごしやすくなりました。
きものを着るにもいい季節ですね。

「綿花を育てる会」の名称が変更になりました。
新しい名称は・・・

「浦添型」復元のための綿花を育てる会 です。

伊差川先生が浦添型を復元したいということから、
「綿花を育てる会」が発足したのだから!というメンバーの
要望があり、名称を変更することとりました。
みなさんが伊差川先生に協力してくださる気持ち
大変有難いです。感謝です。

棉花も順調に成長しています。
齋藤αさんが雑草を取り、ススキの茎で支柱を立て、
鶏糞や木灰で追肥をし、マイマイやカラスから芽を守るために
ネットまでかけてくださっています。
マイマイが芽をダメにしてしまうなんて初耳です(笑)
恐るべしマイマイ!



日々成長する綿花。日々「浦添型」復元が近づいています。

2009年8月26日水曜日

木綿の種まきしました&発芽しました


8月18日(火)に名護市の源河(オオシッタイ)へ
木綿の種まきに行ってきました。
今回、やんばる共同農場から木綿を担当してくださる齋藤さんと
初顔合わせでした。
齋藤さんは愛知県出身で、木綿の種を提供してくださった
丹羽さん(丹羽ふとん店)は実家から近いらしくよくご存知のようで、
「えぇ!丹羽さんのこと知ってるの?なんか繋がってるじゃない。」
と何かの縁を感じたりして・・・。
その齋藤さんは、通称「α(アルファ)」と呼ばれているそうです。
なんでも、愛知には「齋藤」という名前が多くて、呼びわけするためだとか。
そのαさん(齋藤さん)が畑を耕して準備をしてくださり、
私たちは本当に種をまくだけだったんですが、
種まき一つにしても、やり方があるんです。
慣れていない私たちは、種を植える穴を思いっきりあけちゃったんですが、
「そんなに掘らなくていいですよ。
 種と同じくらいの厚みの土をかぶせてあげればいいので」
と教えていただきました。
知らなければ大切な種をダメにしてしまうところでした。
畑と縁遠い全くの、ど素人ぶり発揮です。
『やまあい工房』の上山さん夫婦や『綿花を育てる会』の方々など、
この日は計9人で作業したのであっと言う間に終わりました。
”ちゃんと芽が出ますように”と願いながら、
お水をかけてきました。

種まきから3日が経ち8月21日なんと木綿が発芽し始めました。
まさかこんなに早く発芽するなんて!!
驚きです!見てください!


下の写真は8月24日(月)撮影です。



カラスなどにつつかれてしまわないように、αさん(齋藤さん)が
木綿にネットをかけて守ってくれています。
有難いです。
どうにか無事に成長しますように・・・。