2009年7月23日木曜日

藍染いい感じです


先月末から少しずつ藍染を始めていますが、
今年の藍はすごくいい色が出ています。
今回は藍を置く場所を西日のあたるところから
陰のある涼しい場所へ移動しました。
6月16日に藍を準備し始めて毎日、
水温を計っていましたが、
気温は29度あるのに
水温は22度までしか上がらず、
藍染の適温24度~27度までは
いまひとつ・・・。
「新しくおいた場所が涼しいから??」
気温と水温の差に
「すごい、こんなことってあるんだね~」
なんて言いながら、3週間が経ち・・・。
いい加減、水温が上がらないのはおかしい
のでは??と、
新しい温度計を購入したところ、
水温27度!!わぁ~お!
今まで使っていた温度計が壊れてたことに
やっと気づいた工房スタッフでした。

そんなこんなんしながら、
藍染が始まりました。

藍に2回つけると、墨でとった隈取りが
目立たないくらい濃い色がでました。
それを踏まえて、麻の生地に型置きし、
墨で隈をとり、1回だけ藍につけて
仕上げたものの写真を載せてみました。
表は白地上がりです。
防染糊が多く使われている型の藍染は
結構難しいです。
(藍につけることによって、防染糊が落ちてしまったり
 糊と生地とが打ち合いしてしまったり・・・)

でも、1回でこれだけ色が出てくれればやり易いです。
ここまで、いい調子できているので、
まだまだ藍染にはまりそうです。

2009年7月7日火曜日

染織研究会にて発表決定!

先月25日に金武町教育委員会へ調査報告しました、
金武町屋嘉区の民俗文化財である御冠船踊衣裳について、
伊差川洋子先生が沖縄染織研究会で発表することが決まりました。


日時:2009年7月17日(金)PM7:00~PM9:00
場所:沖縄県立芸術大学付属研究所2F AV講義室
   (第3キャンパス内)
会費:年会費を納めている会員以外は500円

金武町屋嘉の御冠船踊衣裳の調査報告

金武町屋嘉に於いて、近年まで村芝居の衣裳として
着装されていた紅型踊衣裳及び、織物踊衣裳5点を調査した。
特に、資料番号No5の「金箔入紅型衣裳」は現存資料として
大変貴重だと思われます。
今回はそのうちの2点について報告をいたします。

1.資料番号No5
 【 木綿白地霞枝垂桜菖蒲鳥文様金箔入単振袖紅型踊衣裳 】

2.資料番号No2
【 青色地平織羓子広袖袷踊衣裳(裏)赤地羓子 】

染織研究会は、勉強したい方ならどなたでも参加OKということです。
(年会費2000円 or 1回の講義で500円のどちらか選択です)
年会費を支払っておくと、次回のお知らせなどが届きます。
沖縄の染織を勉強されている方、したい方はぜひ、ご参加下さい。

2009年7月4日土曜日

今日の出来事

今日は午前中に工房見学の方が2人いらっしゃいました。
お二人とも本土の方でしたが、なんでも三味線を習っているそうで、
試験があって来沖されたそうです。

うちの工房へ見学希望したのは知人に紹介されたそうです。
「伊差川先生は研究熱心だときいてます」と言われたので
少し驚きました。研究していることを知らない方が
まだまだたくさんいらっしゃるのに、よくご存知で!
という感じでした。

なんでも三味線を通して、踊りや着物などに興味を
もったそうで。
三味線の師匠が着ていた着物が紅型で、
そこで初めて本物を目にしたそうです。
とてもお若い二人でしたが、
「普段、見ている紅型はプリントばかりです」
と、ギャラリーにある紅型に目を輝かせていました。
来沖してまだ2日だそうですが、本土との太陽の光の違い
など、沖縄独特の風土を感じているようでした。
もっとゆっくりお話できるとよかったのですが。
(それでも1時間半は説明しながらゆんたくしちゃいましたけど・・・)
ぜひ、また遊びにきていただきたいです。

今日は、先生も含め工房でお外でランチの予定がありまして、
いそいそと糸満市にある pasta Rich's まで出かけてきました。
住宅街にありますが、こだわりのある内装でおしゃれな音楽が流れる
いい雰囲気なイタリアンのお店でした!
パスタも美味しかったし、なにより手作りのフォカッチャが最高でした。
それにバナナのジェラードも好評でした。
ここならお友達とドライブしながらランチでもいいな~と
新規開拓に嬉しくなりました。
ぜひディナーも行ってみたいと思います。
http://richs.web.fc2.com (pasta Rich'sのホームページです)