この時期、沖縄の催事である清明祭(シーミー)も、
例年なら汗だくになって準備して、お墓では団扇をパタパタさせながら
お供え物を広げ、みんなでワイワイやるのですが、
今年は団扇いらずで涼しく、ちょっと変な感じでした。
さて、「浦添型」復元のための綿花を育てる会が昨年度
名護市原河の通称オオシッタイで綿を植えてみましたが、
昨年の結果として、土壌の質や害虫などいろんな問題があり
思うように綿がとれませんでした。
芽が出てしばらくは勢いがあったんですけど、残念です。
齋藤αさんの頑張りがなければ全くのゼロだったかもしれません。
しかし、ここで諦めるわけにはいきません!!
今年は、昨年の経験を生かしてオオシッタイでもう一度トライすることと、
もう1ヶ所、豊見城市与根(南部)でも植えてみようということになりました。
その理由として、土壌の違いがあります。
オオシッタイは酸性土壌であり、那覇・南部はアルカリ土壌であるからです。
木綿は弱アルカリが丁度いいといわれています。
勿論、オオシッタイでも畑を作る際には石灰を入れて、弱アルカリにしています。
その上で2ヵ所の木綿の育ち具合等を比べてみようということになりました。
与根の畑を提供してくださったのは、工房の近くに住んでいらっしゃる金城さんです。
金城さんも木綿は初めてということでしたが、綿花についていろいろと調べ、
ご協力くださっています。本当にありがとうございます!
今月に入って木綿を植えるために畑作り、支柱を立て、風当たりが強いということで
暴風ネットをかけ着々と体勢を整えてきました。



木綿の種を発芽させることが大事ということで、
今回はポットで発芽するまで業者さんに管理していただきました。
その苗をなんと今日、与根の畑へ植えてきました。



オオシッタイでも芽が出ていると報告がありましたので、
2ヵ所の情報を載せていきたいと思います。
そして今年は「浦添型」復元へ向け本格的に始動します。
どうか、お天気が味方してくれますように・・・。