2012年6月19日火曜日

中国へ調査に行ってきました!

6月6日から10日間の日程で浦添型のルーツを探りに中国へ行ってきました。先生は何度か中国へ行っていますが、私は初めてで驚かされることばかりでした。

もう中国はとにかく広い!人が多い!高速鉄道(日本でいう新幹線)を乗る時に駅に着いてても安心できないんです。
人が多くて乗り場まで行くのに時間がかかります。
しかも、出発の10分前か15分前になると駅のホームへ降りる通用口が閉まります。
そんなことなど全く知らず、閉まっている通用口を前にどれだけ慌てたことか(笑)

他にも、バス(一般の長距離バス←多分、普通の日本人は絶対に乗らないであろうバスです)に乗りましたが、チケットを購入し座席番号が書いてあったので、始発でよかったね~なんて言いながらターミナルの待合室で待っていました。
バスが来て、なぜか皆が急いでいるように見えたんです。
まさか~なんて言いながら乗り込むと、そう。座席番号は関係なかったんです!!!
日本人のありえないよね~は、中国では普通にありえるよね~ってことです(笑)

中国の食事はとても美味しくて最高でした。
中国では「デザート」というものはないらしく、果物もお団子もおかず?のように気にせず食べます。
食材も豊富だし地域によって伝統料理が違うし、外に食べに行っても安いし、注文したら3分くらいで出てくるし、スゴイ!
ただ、ビールが常温だったのは残念かな。。。
向こうは冷たいものはなかなか口にしないそうで・・・。お店でも冷たいものをと言わなければ常温のビールが当たり前に出てきます。冷たいといっても日本のようにギンギンに冷えたものはなく、
少し冷えてるかな?という程度です。体を冷やさないってところは健康的ですよね。



浦添型のルーツを探る調査では、いろんな収穫がありました。まだ皆さんにお知らせできませんが、これからそれをまとめなければなりません。

この調査で、中国に対する見方が多面的になれた気がします。
同じ技術者として友好的に情報を交換し交流をもてた人もいましたが、反日感情が尾をひいて、うまくコミュニケーションがとれずに終わる人もありました。
どちらにしても一つ言えることは、中国も日本も伝統工芸に於いて、現状や悩みは同じだということです。

それにしてもここへきて過去の戦争の問題が自分たちに関わってくるなんて、思ってもみませんでした。この地で何万人の中国人が命を落としたとか、日本軍がどこから攻め入ったとか。。。戦争のことに関わらず、中国の人は自分たちの歴史をよく勉強しています。
私たち日本人が見習わなければならない部分です。

中国での出来事は語りつくせないくらい、山のようにいろんなことがありました。いや、ありすぎました。
楽しいことばかりではなく苦い想いもしましたが、すべて自分たちを見直す機会として良かったと感じています。伝統を繋ぐという意味や意識の在り方など考えさせられることが多々ありました。
私はやっぱり、紅型やってて良かった。沖縄ってすごいところだとじみじみ実感しています。

今回通訳として同行してくれた、うちなー嫁(沖縄の嫁)で中国出身の安村さんには大変感謝しています。ありがとうございました。











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