戦後のファッション界をリードした服飾評論家・鯨岡阿美子氏(1922 ~ 1988)は、
日本テレビ開局と同時に入社。日本初の女性プロデューサーであり、
一貫して和服姿で活躍されたことでも有名です。
そして夫である故 古波蔵保好氏の故郷
沖縄の染織をこよなく愛していました。
私たち沖縄の染織家と出会ったのは、昭和59年3月。
当時の国立博物館 染織室長であった山辺知行氏を同行し、
染織講演とティーチィンに始まりました。
それから亡くなるまでの正味3年間の付き合いは、
まるで火の玉のようだったと思い出されます。
沖縄の染織には「ダイナミズム」を感じ、「人生の哀感がある」
と語っていました。
「本当に夢のあるものを作って下さい」「伝統とは創作なんですよ。
一番大事なのは自分が何をやりたいか。自分をみること。正確にみること。
(中略)精神の自由さ。(中略)愛・・・という情熱が
沖縄の伝統をつくってきたんじゃないですか。(中略)
誇りをもってほしい」と叱咤激励してくださいました。
阿美子氏にはびんくらふとギャラリーでも沖縄の染織について
夜遅くまで話し合い、アドバイスもいただきました。
一昨年前の年末、びんくらふとギャラリーへ足を運ばれた
古波蔵徳子さん(阿美子氏の義理の娘さん)との会話から、
生前阿美子氏が愛用していたきものが古波蔵家にあることを知りました。
今年は23回忌ということもあり、阿美子氏が愛蔵していたきものを
ぜひ多くの方々にご高覧いただきたく、今回の企画を立ち上げることとなりました。
そして生前、阿美子氏とお付き合いの深かった、
東京にあるシルクラブさんの賛同があり、
東京と沖縄の二会場で開催する運びとなりました。
日時 2010年3月26日(金)~ 4月1日(木)
11:00 ~ 18:00
会場 シルクラブ
(東京都中野区沼袋2-30-4 TEL 03-3389-4301)
東京展では、鯨岡阿美子氏と交流のあった沖縄の染織家が作品をもちより
ぬぬぬ市展を同時開催いたします。
そして沖縄では、阿美子氏の自宅でもある「琉球料理 美栄」を
会場にして展示いたします。
日時 2010年4月9日(金)~ 11日(日)
10:00 ~ 19:00
会場 琉球料理 美栄
(那覇市久茂地1-8-8 TEL 098-867-1356)
※ 会期中に限り、美栄特別御膳(¥2500)1日限定30食を
ご用意致します。※要予約
お席に限りがございますので、お時間を
11:30~ 12:30~ 13:30~ と分けさせていただきますことを
ご了承の上、ご予約下さいますよう重ねてお願い申し上げます。
2010年3月15日月曜日
2010年3月4日木曜日
綿繰り開始!
オオシッタイで採れた綿の花子ちゃんは、
ただ今、綿繰りの作業に入っています。
「綿繰り」とは、収穫されたコットンボールには
綿と種が一緒になっているので、それを分ける作業のことです。
「浦添型」復元のための綿花を育てる会として、
今回は初めての栽培ということもあり、いろいろな事がありました。
種まきの日、カラスに種を食べられたところからスタートしましたから(笑)
何より無農薬で綿を栽培することの難しさは、薬品がなかった時代の
先人たちがどんなに一生懸命もの作りに努力したか・・・。
そのことを肝に銘じて、また新たに挑戦です!!
今回採れた種をまた植えるためにαさんが早速、畑を耕し準備してくれています。
早ければ今月中旬にでも、種をまく予定です。
浦添型復元へ向けて一歩ずつ前進しています!!!
ただ今、綿繰りの作業に入っています。
「綿繰り」とは、収穫されたコットンボールには
綿と種が一緒になっているので、それを分ける作業のことです。
「浦添型」復元のための綿花を育てる会として、
今回は初めての栽培ということもあり、いろいろな事がありました。
種まきの日、カラスに種を食べられたところからスタートしましたから(笑)
何より無農薬で綿を栽培することの難しさは、薬品がなかった時代の
先人たちがどんなに一生懸命もの作りに努力したか・・・。
そのことを肝に銘じて、また新たに挑戦です!!
今回採れた種をまた植えるためにαさんが早速、畑を耕し準備してくれています。
早ければ今月中旬にでも、種をまく予定です。
浦添型復元へ向けて一歩ずつ前進しています!!!
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